ファミコン通信 創刊号!

 

盆休みの帰省時に、実家にてファミ通創刊号が発掘された。

 

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創刊は1986年。

なつかしさで、体中を電撃が走る。

創刊当時は今のような「週刊」でも「ファミ通」でもなく、「2週間に1回」の「ファミコン通信」だった。

もともとは「月刊LOGIN」というパソコン雑誌内に開設された1つのコーナーだった。
インターネットが無い時代。
月一の、しかもたかだか2ページ程度の情報だけが、唯一のファミコンの情報源だったのである。
情報に飢え、からからに乾ききった気持ちで、毎月その2ページを楽しみに穴が開くほど読み込んでいた。

ある日学校から帰ってきた兄が「おどろくもの買ってきた。見せてやる」と鞄から取り出したのが「ファミコン通信(創刊号)」だった。
月一のわずか2ページでは情報が追いつかないほどにファミコンブームが広がっていた。その時代のファミっ子たちの(死後)熱い要望をうけ、ついにスピンオフが行われ、単独の雑誌として創刊されたのである。

まるごと1冊ファミコンの情報がつまった本。

しかも2週間に1回発行される。

このときの喜びといったら無かった。発掘されたファミコン通信の頁をめくるたびに当時の熱い気持ちが鮮明に蘇る。

繰り返しになるがインターネットも無かった時代なので、雑誌の記事の多くはゲーム攻略のための記事で埋められていた。
だが、ファミ通を支えた、また今も支え続けているのは、攻略記事以外の部分だったと思う。
読者の投稿やいろいろな切り口でゲームを語るコーナー、そして漫画等、その前後に登場した他のゲーム誌には全くなかった独自の切り口がファミコン通信にはあった。その魅力は今なお続いているファミ通の誌面が証明している。

雑誌は情報が古くなったら処分。というのが一般的かもしれないけれど、ファミコン通信創刊号の情報は、単なる攻略情報以上のノスタルジーをかもし出してくれるのである。
はぁ~、あの時代はよかったなあ........。□