NintendoSWITCH「VIVIET ビビエット」(9点)
スーファミの往年の名作を思い出させるような描き込まれたドット絵に目を引く。
しかもホラーゲームなのである....!!
かつてのスーファミでもホラーゲームはあったが、トワイライトシンドロームやクロックタワーといった実写に寄せたホラーゲームのみであった。
ドット絵でホラーゲームに挑んだというところに、作り手の新規性を感じる。
そしてその期待を壊すことなく、充分に怖い。そして謎解きもしっかり作りこまれていてやりごたえがある。
主人公と妹、そして友人の5人がやってきた孤島の不気味な廃墟。
主人公は妹、友人らとはぐれてしまい、彼らを探すために廃墟に入っていくことになるが、そこで次々と不気味な出来事が起こるのである。
やがて悪霊に取りつかれた妹に追いかけられる展開となる。主人公は攻撃ができない。逃げるのみである。逃げながら廃墟に隠された謎を解明して、脱出を目指すのである。
序盤はシステムがわからず、謎もわからず、化物に追いかけられ、怖い思いをする一方だが、謎が少しずつ解け始めると一気に引き込まれていく。
がっつり悩んで5時間程度のクリア時間だが、全員を救出しないとグッドエンドが見られなくなっている。グッドエンディングのために2,3回やりなおすことになったが、謎が分かっていれば1時間程度。ボリュームも手ごろだ。
おもしろかった。日本人がこの作品に携わっていないことが少し悔しく感じた。
最後の最後に開かない扉が1つだけあって、それだけが気になる。
わかったかたは教えてくだされ.....。□