女の子が突然、声をかけてくる。
「飲みに行きませんか。」と。
女の子に誘われて断る男子は野暮だ。
そもそも、断る理由なんてない。しっぽを振って飛びついてしまうものだ。
が、こういう事態は大体、マリッジブルーの女の子の最後のけじめのようなものだったりする。
いったい、何度このような手口に振り回されたことだろう。
自分になんらかのスポットライトがあてられたような気になって、自惚れて飛びついてみたら、結婚前の最後に遊んでみたかった。というオチで突き落とされる。
こんな類似事例経験が十数回ほど.....。
最近になってみれば「あ、来たな。」になってる。不逞不逞しくなったものだ。
もう容易にはひっかからない。けれど、これもまた寂しいものなのかもしれない.....。
彼女らが人生の中でも最大の決断を下そうとしている、そのお手伝いができたのかな。と自らを激励してみたりする。
最後に自分を、最愛の彼氏との比較対象として見てくれたのか、と思えば心も若干やすらいだりもする。
が、逆に、もう少し自分に汗臭い男の強さのようなもの。いわゆる「卒業」のダスティン・ホフマンのような爆発力があったら。。。彼女らは、大切な彼氏を捨てて、こちらに走り寄ってきてくれたりしたのだろうか.......。
よろこんでいいものか。悲しむべきことか.........。そんなことを繰り返している。
このゆがんだような門番のような役回り....。
一体、ぼくはなんなんだろうね。
そろそろ卒業しなくてはいけないと思うのだが..........。
そしてなにかが近くに来ている気もするのだが.................。□