こんな夢を見た。
アトリエの大掃除の日。
横山やすしの死体が布で巻かれてアトリエの廊下のごみエリアに置かれていた。
大掃除で出たごみ一式は、ごみ収集所に置いたのだが、死体だけは回収できまいと、いったん持ち帰ろうと思ったが、持ち帰ったところで、どう処理していいかわからない。
アトリエの先生に、肉を細く薄くスライスして、個々で持ち帰るなりして消費できないかなどと相談するが、それもぞっとしない。
我々は困り果ててしまう。
エレベーターに死体を乗せて2階に出ると、真ん中が吹き抜けになっていて、吹き抜けを取り囲む回廊の向こうに、キャバレーがあった。
廊下にはたくさんのキャバレーで働く女の子が集まっていたが、こちらが死体を運んでいるのを見るや、彼女らは、悲鳴をあげながら店の中に逃げていった。
結局、死体を担いで、とある火山の火口まで運びあげるしかなかった。
地球の果てか。あたり一面は赤い岩がごつごつと出ていて、火口からはもくもくと煙が上がっている。
安西水丸が火口の淵に立って待っていた。
そうして自分はようやく死体を火口に投げ入れることができるのだったが、生前にあれほど活躍した人間ですら、死んでしまったら、このような厄介者扱いされてしまうのだな.........と、その残念で可哀そうな結末に、嘆いている。□