時間のかかりそうな仕事の依頼メールが届いたとき。
「承知しました。少々お待ちいただけますでしょうか」
先ずは、直ぐに返事を返すのが、美しいと思う。
依頼された仕事を全て終えてから、返事するというやり方もあるが、もしそれが数日かかるような仕事で相手を待たせるとしたら、メールを送った相手は、きっと不安になっているに違いない。
「ちゃんと仕事を進めてくれているのか?」
「そもそもメールを読んでくれているのか?」
だからこそ、まず「わかりました」の同期レスポンスを返すのがよい。
これで相手は「あ、読んでくれたな」「依頼を受理してくれたな」と、いったん安心できる。
こちらも、いったん返事を投げておくことで、相手を待たせているということに圧力を感じることもなく、じっくりと依頼に取り組めるのである。
そして、依頼された仕事を終えてから「終わりました」の非同期レスポンスを返す。
これで互いの仕事が美しく収束するのである。
簡単なことだけど意外とできていないことが多い。
まずはひとこえかける。それから時間をかける。
シンプルだが、これで結構うまくいくことが世の中にはたくさんあるのである。□