老婆心は届かない

老婆心は届かない。

僕らは長い人生経験から手に入れた貴重な

失敗や教訓を次に続く者へ託したいと思う。

しかしその多くは届かない。

変化せよ。と伝えてもそれは右から左へ流される。

変化は内発的な動機でしか起こりえない。

結局、僕らは彼らの内発的な動機が発動するのを

待つしかないようだ。

あのころ、夏目漱石の「こころ」を読め。

と散々アドバイスをもらいながら、

それでも読まずに解説を丸写しした読書感想文。

今や「こころ」は来世にも持っていきたい名著だ。

老婆心は届かない。

それでも先ゆく者は続く者に言い続けるしかないのだろう。□

今日の一冊

絵本「えんとつ町のプペル」にしのあきひこ著

綺麗なお話でした。
なんだか「ワンピース」のルフィの故郷にかぶりました。□

 

f:id:massy:20170717105309j:plain

大記録

白鵬関が歴代最多記録となる1048勝を突破した。

すごい.....。

スポーツの世界も食事や体調の管理技術が向上して
基本技術の底上げが行われており、かつてよりも
記録の更新は益々難しくなっているように感じる。
今後この記録を抜くような力士はそう易々とは
現れないだろう。(今後100年くらい.....?)
それでも白鵬はまだまだ勝ち続ける余力を
残している様子だ。
今後どこまで記録を伸ばして行けるかを、
この時代を、この肉眼でしっかりと見届けたい。

ニュースでは、白鵬が相撲の基礎となる
「すり足」「てっぽう」「しこ」を1日も
欠かすことなく丁寧に続けてきた様子が伝えられた。

「見ていても面白くもなんともないでしょう。
 それでもこれをしっかりやらないと勝てない。」

昔も今も、立場を変えても基礎を大切にする。
絶対におろそかにしない。
見えないところもしっかり丁寧に続け磨く。

僕らはそこを学ばなくてはいけないのだと思う。□

不自由の中の自由

通勤時間2時間の人は、

窮屈の中に、いかに時間を活かすか、を

真剣に考え、その技を体得する。

限りある時間の中で、ポイントを見極め、

無駄を省き、最高のパフォーマンスを生み出す。

だが、

仮にその人が通勤時間5分に変わったとして、

更なるパフォーマンスを生み出すか?と問えば、

必ずしもそうではないようだ。

それどころか、余った時間に気が緩み、

むしろ時間の活かし方は悪くなったりする。

自由とは何か。

窮屈な時間の中におかれたとき、

人は初めて真剣に時間を考え、

動くことができるようになるのかもしれない。

自由は不自由の中にこそあるのかもしれない。

いつも、いつでも、

不自由の中に自由をみつめる人間でなければならない。□

指導

「美しい人になりなさい」

指導とは、この一言に尽きるのではないか。
新入社員にとっては、よりその手段が具体的に示されるが、
中堅社員にとっては、その説明が少なくなっていく。
その差しかないのではないか。
いくらキャリアを重ねようと、上司が新人にしているアドバイス
ドキッとする。
それは永遠に到達できない禅問答の答を追い続けることが
仕事だからなのではないか。僕らは永遠に悩み続ける宿命なのだ。□

今日の語録

富めるときの私たちの希望は

財産や名誉など外なるものへの欲望となる。

人が外にもつもの

それをもって人は死ぬことはできない

人は生まれた時には

裸の手にはなにをも持っていなかったのだ。

真の希望は心の中に抱くもの

その希望の一部を

望みを失った友へ贈ろう。

(105歳の医師・日野原重明氏「真の希望」)

 

 

今日の一冊

「BABEL Higuchi Yuko Artwoks」ヒグチユウコ画集 グラフィック社

ブリューゲルバベルの塔」の24年ぶりの来日で日本が湧いています。
それに合わせて幾多の作家がカバー作品をリリースしているようです。

「カバー」と言えば音楽の世界では一般的になっていますが、
美術の世界では「パクリ」ととらえられる傾向があるようで、
なかなか世間の認知が進まないイメージがありましたが、
ようやく前に動き出したようです。

ヒグチユウコ氏の怪奇でかわいい世界とブリューゲルの邂逅。
大変見ごたえがありました!

AKIRA」の大友克洋氏もバベルの塔の内部を描く作品を発表され
話題になっています。(芸術新潮2017/5月号で特集!)

美術がもっとエンターテインメントと融合して前進することを願っています。□

 

f:id:massy:20170618130555p:plain

 

f:id:massy:20170618130618j:plain

大友克洋氏と新作「INSIDE BABEL」