UNDERTALE

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悪いモンスターを倒して経験値とお金を手に入れる。
そしてレベルを上げてまた強いモンスターに挑みながらラスボスを倒す。

ロールプレイングゲームの世界では完全懲悪は無意識の常識になっている。

主人公が経験値やお金を手に入れるための手段として、どうしても「敵」が必要になる。
そのため「倒す」という目的を正当化するために敵=悪いものとして設定される。
そうでないとゲームのストーリーを進行できないからです。

UNDERTALEがすごいのは、この盲点「RPGは勧善懲悪である」という無意識の常識をひっくりかえしたというところにあるのだろう。

「誰も死ななくていいRPG

UNDERTALEは、モンスターとは対話をするだけで戦闘を終えることが出来る。
レベル1のまま、ラストを迎えることも出来るのです。
もちろん、今までのRPGのように、敵をしっかり倒しながらレベルをあげて、エンディングを迎えることもできる。
だけど、UNDERTALEはそれだけじゃない。
さらにすごいのは、ゲーム中で敵を倒すという行為が、僕らが住むこの世界の悲惨で無意味な争いへの問いかけを投げかけてくる。というところです。

ゲームは、まるで絵本を読むかのような、ふわふわとした世界観で進んでいきます。
出てくるキャラクターは誰もが、不条理なギャグや小さな言葉をしゃべりつづけている。
プレイをはじめてからしばらくは、これのどこが世界を揺さぶったRPGなのだ?とすら感じていました。
だけど、そんな気持ちで物語を進めて行ったとき、そのゆるい世界の中に隠された強烈なメッセージが現れてくるのです。
途中までは、絵本のゆるい世界にひたっていただけなのに、ラストに向かって物語は、この現実世界での僕らの不条理な争いへの警鐘ともとれるようなメッセージを投げてかけてくるのです。

世界がすごいすごいと騒いでいた理由がはっきりと体感できる、歴史的なゲームだろうと感じました。

日本ゲーム大賞受賞作。是非秋の夜長に挑戦してみてください。

ちなみに僕は3周目(ちょっと怖い)。□

二紀展2018

今年も無事に二紀展に入選することができました。

毎年、毎年、命がけです。

「命がけであれしきか」と言われることも覚悟しています。

でも残念ながら、やっぱり「あれしき」でも「これしき」です。

六本木にお立ち寄りの際は、是非ご高覧頂ければ幸いです。

2018/10/17~10/29@六本木国立新美術館にて。

ボナール展のついででも。美術館建築見学のついででも。□

 

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戦い

胃の不調がずっと続いています。

美味しいものを食べるのが好きなので、本当に苦しい。

たくさんは食べません。美味しいものを少しでいい。

その少しですら、すぐに胃がもたれてしまうのです。

胃薬を飲んでしばらくの間は効き目があるけれど、

すぐにまた胃が焼けるような症状が戻ってきてしまう。

例年季節の移り変わりの時期に胃を壊しがちなんだけど、今年は特に長くて。

いろいろ考えていましたが、思い当たるのはやっぱりストレスです。

こわい夢を見て目が覚めた時にすごく胃がもたれていたりします。

でも夢ですら胃がもたれてしまう原因となったのはやっぱり業務環境です。

業務でいらいらとしたとき胃酸が溢れ、胃がもたれていくのを感じます。

根本原因は、胃ではなくて頭なんです。

いくら胃薬を飲んでもストレスが消えない限り胃酸が出続けてしまう。

もはやいらいらの原因と徹底的に距離を置くしかないと考えています。

物理的に面倒から距離を置くということと、

落ち着いた気持ちでいられる工夫をいろいろ試してみたい。

なんとしてもこの苦境から脱出しなくてはならない。僕は戦います。□

才能と価値

「そんなに丁寧に手帳を使えてすごい。」

そんなふうに言われることがあるけれど、

僕にしてみたら、

「手帳を使わずに全て頭に入るのがすごい。」

のです。

手帳を使いこなすのは才能かも知れないけれど、

手帳を使わずに生きられることも才能だと思う。

毎日しっかり3品の料理を作り続けることも才能だし、

毎日好きなラーメン屋に通い続けられることも才能だと思う。

そう思うと、才能ってのは誰にもあるのですよね。

光の中に才能があれば、影の中にも才能があるのです。

ここまでは、いい話です。

世界に一つだけの花」みたいな。

「みんなちがってみんないい」みたいな。

でもせっかくの「才能」であるならば「価値」にまでしたい。

丁寧に手帳を使うと褒めてくれる人が、

1人ではなくて100人。

100人でなくて1000人。

1000人でなくて100000人。となったとき、

もはやそれは、誰もが憧れるもの。そして誰もまねができない「価値」になる。

いうのは簡単、でも実現はとてもとても大変。

それでもせっかくやるのなら、なんとかかんとか「価値」にまで磨き上げたいものです。□

今日の日本酒

小嶋屋 無題 弐
(山形県米沢市/株式会社小嶋総本店/8点)

山形県米沢市の日本酒 | 東光 - 小嶋総本店

 

「伝統は自由で多様だ」

かっこいいコピー。
まるで現代美術作品のタイトルみたいな商品名。ジャケットもかっこいい。
全く知らないお酒でした。
知らないお酒を買うときは東北、とくに山形県のお酒を手に取っています。
今回も大当たりでした。美味いです。甘口です.
ふたを開けた時は微炭酸でした。
毎日ぐい呑みに1、2杯ずついただいていくと徐々に炭酸が抜けていって、日日新しい美味しさに変って行きます。その過程もたのしい。やっぱり僕は甘口派ですね、少なくとも今は。とくに、山形の甘口は素晴らしいですね。

知らなかったんだけど小嶋屋はあの「洌」も作っている酒造なんですね。
代表作は「東光」とのこと。無題 壱もあるみたい。
今度呑んでみようっと。また楽しみが増えました。

夏の暑い盛りはビールに逃げてましたが、そろそろ秋もやってきて日本酒を一層楽しめる時期になりました。

またいろいろ探していきたいと思っています。□

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THE 日本人

アトリエ恒例のスケッチ合宿で信州・安曇野を訪れた。

初めて参加したのが2004年だったから、かれこれもう14回目にもなる。

残暑厳しい9月。過酷な二紀展への出品を終えた10月に、恒例の秋のスケッチ合宿は行われる。
そんなこともあって、スケッチ合宿での開放感といったら、例えようもないものなのです。
ふだんから身近なものをスケッチする機会を作ってはいるけれど、現実に片足をつけたままの短時間のスケッチだから、到底、開放的な気分になどなれません。
だけど、スケッチ合宿は、文字通り「合宿」なのである。
2泊3日という描くための潤沢な時間をとり、描くために厳選された場所に出かけ、がっつり描きまくる。しかも夜には研究生たちとの大宴会も待っている。
二紀展の出品という肩の荷もおり、全てを忘れて臨む一大イベントなのである。


安曇野にはこれまで何度か訪れている。
今回訪れた、大王わさび農園も初めてではなかった。
広大なエリアにわさび畑が広がり、美しい湧水がこんこんとあふれ、水車が回るその景色は、黒沢明監督作品の「夢」のロケ地になっていたりするなど、著名な観光地となっている。
今回も初日に訪れて一枚描いたものの、何だか描き足りない気がして、翌日もまた訪れたのでした。

事件はここで起こったのです。

一人で開放されていたんでしょうね。完全にスケッチに没頭していました。

ときおり観光客が立ち止まって、描く僕の姿を眺めていく気配を背後に感じたりもしていました。

集合時間まであと20分くらいだったろう。

さあ着彩もラストスパートだ!.......というところでふと気づいたのです。


「.............スマホが無い」


ズボンのポケットにも!

リュックの中にも!!

身のまわりにも!!!

スマホが無いのである.................。

さっきまで確かにありました。撮影や時計に使っていたのです。

真っ白になりました。

なんとか冷静に思い起こせば、先ほど描いている途中、数組の外国人観光客が、僕のスケッチを覗きこんだりしていました。
もしかしたら僕がスケッチに没頭している間、ベンチの上に置いていたスマホを外国人観光客に盗難されたのでは.....?

絶望です。終わったと思いました。もう戻ってこない。

スマホの中に何が入っていたか。考えてみました。

楽曲。写真。日記。貴重なここ数年の記録です。諦めるには痛すぎるダメージです。

もはや描くどころではなかった。宿にも戻らなくてはならない。すっかり現実に引き戻されてしまった自分は、荷物を大急ぎで片付け、わさび園のこれまでたどった道を歩き戻って行きました。それでもスマホは見つかりません。見つかるはずがありません。
電話してみたらいい。と思っても、プリペイド通信でしか使っていないし、通信をOFFにしていたのでこちらからコールもかけられない。絶望的でした。

完全にあきらめました。

日本といえど、油断していたらこんな絶望に遭遇してしまうのだと、あまりにも痛すぎる教訓を噛み締めながら、最後の最後に受付に確認して帰ろうと思ったのでした。

そうしたら。


あったのです..........!!!!!


落ちていた僕のスマホを見つけた誰かが遺失物として受付に届けてくれていたのでした。
天国から地獄を経由して、また天国へ。
まさに奇跡でした。
ここが外国だったら120%戻ることは無かったでしょう。

でもここは日本。

お・も・て・な・し。の「THE 日本」なのでした。
届けてくれた方に心から感謝をしました。
そして僕も、もし落し物を見つけた時は、届けてあげたいと心から思いました。(ずっとそうしてますが、いっそう)

この事件は、スケッチ旅行の忘れられない思い出として脳にしっかり焼きこまれたのでした。。

みなさんも、くれぐれも油断なきよう。そして困ってる人をおもてなししてあげましょう。□

 

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追伸。スマホが見つかった後、着彩再開しました。感謝感激雨霰。

マイルストーン

いろいろ大変な毎日が続きます。

毎日砂漠を歩き続けるようなしんどさに、へこたれそうになることもあります。

そんなときは、何か小さくてもいいからご褒美と言うか楽しみを予定するのがいいみたいです。

僕にとっては、おいしいものを食べに行こう。お酒を飲みに行こう。というところが良く使う手なのですが、あまりにそればかりに逃げてばかりいると、それが日常になってしまって、ありがたみが無くなってきたりするので、乱用はしないようにしています。

最近は胃を壊したりもしているから、気持ちよく食べられない日も続いていて、ストレスはかなりたまっていたかと思います。

そんなとき、NintendoDirectが公開されました。

これから発売される数々の作品をわくわくと見たのだけど、やっぱり一番のニュースは、2019年にSWITCH版「どうぶつの森」の発売が発表されたことでしょう。
しゅわっと、ストレスが消えたような気持になりました。
2019年のどうぶつの森発売まで、なんとか大変な仕事も乗り切ろう。そういう気持ちになれました。

これから少し先のマイルストーンをいくつか置いて、一つ一つ乗り切る目標にしていきたいと思ってます。□