春のひとこま

長い冬を越え久しぶりに自転車で走る。

桜が咲き、生き物たちも目を覚ます。

以前あった娯楽温泉施設は無くなって

グランドゼロになっていた。

ラブホテルの跡地には高層マンションが建ち、

広い駐車場を持つセブンイレブンが開店していた。

かつてここにはラブホテルがあった。と知ったら

入居者はどんなことを想うのだろう。

僕らの知らないところでも

世界はどんどん変わっている。

道端に咲く菜の花をスケッチして家路につく。□

今日の日本酒

日高見 純米
(宮城・石巻市/平考酒造/評価:7点)

「日高見」平孝酒造社長の平井孝浩さんインタビュー

大阪マラソンを走った友人と入った福島の鮨屋で
大将に勧められた。鮨に合う。東北の酒は美味い。
いまや日高見の存在は北から南まで轟いている。
東北の底力を感じる。□

 

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手ぶらイズム

手ぶら。

に憧れる。

出先で本を読みたい。手帳も必要。財布も必要。
昨日かったお菓子も入れておこう。
....気付けば、鞄がいつもパンパンになっている。
更に、折角詰めたこれらの物々も、
全部を使う間も無く、ただ重かった。
で終わるケースも多々あったりする。

やっぱり手ぶらがいい。

手ぶらになれないか。

ずっとそう思っていた。

そしてついに決行したのであった。

最低限の小さなメモ帳と筆記具だけを胸ポケットに入れ、
手ぶらになってみた。

快適だ。

これこそが求めていた手ぶらイズムだ...!!

........と、しばらくの間、ルンルンでいたのだが。

サブの小さなメモ帳に記載したメモは最後の最後に
マスターのほぼ日手帳に転写しなくてはならない。
どうしてもその手間は避けられない。
すると、じゃあほぼ日手帳は持ち歩こう。
ならば、財布も。本も......となって、
結局元のスタイルに舞い戻ってしまったのであった........。

1歩進み、1歩戻る。

手ぶらイズム、崩壊............。

やっぱり僕は「重い鞄イズム」で生きるしかないみたいだ。□

今日の一冊

風の歌を聴け村上春樹著 講談社


なんだろう、この乾いた感じ。
どの言動もかみ合っていない。
なんだか非現実的。
クールというのとも違う。
でもどことなくかっこいい。
わからない。
でも最後まで一気に読んでしまった。
しばらく頭の中に残る余韻を転がす。□

 

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映画にもなっているみたい。小林薫主演。

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