呪縛

スケッチブックが紛失した。

今年の旅を記録していた大切なスケッチブックである。
アトリエに忘れて来たか?調べてみるがみつからない。
図書館に忘れて来たか?電話してみるが無いとの回答。
心当たりのあるあらゆる場所を探したが見つからない。
まさか、捨てた.....?!
最後にスケッチブックを触ったと記憶している翌日に
自宅の大掃除を済ませたばかりである。
大規模な掃除ではあったが、大切なものを誤って処分
するほどにボケてはいないはずだ。
まさか盗難ではないか。悔しくて未練が捨てきれない。
そう思っていた時.........................、出てきたのである!

なんと「机の引き出しの中」に見つかったのであった。
犯人は自分だった。
1年のほとんどの間、机の引き出しはモノで溢れていて
スケッチブックを収納することはほとんど無いのだが、
大掃除の時、引き出しの中をがっさりと掃除したので、
無意識にスケッチブックを収納したのだった。
普段の自分の行動パターンではありえない隠し場所であり
「ありえない」という呪縛を作った自分を壊せなかった。
思い込みの呪縛って、ほんとうに恐ろしい。

頭が固くなってきているのかもしれない。
................脳トレでもするか。□

 

逃げずに。

逃げきりたい。と思う。
今の仕事をすぐにでも放りだして、
ひとまず2017年を逃げ切りたいと。

でもやっぱり逃げるのは卑怯です。

せめて、今、目の前にある仕事を、
新年から気持ちよく出発できるよう、
やれるだけやり切って、整理をして、
堂々と終わりたい。

完璧ではなかったけれど、今できる
ことはやりきった。という気持ちで
今年を締めくくりたい。

諸君、やり残していることはないか?
他人に迷惑をかけず、自分に満足して
2017年を乗り切ろうではないか。□

だから幹事はやめられない。

京都水族館貸切での忘年会が終わる。

巨大水槽を正面から上から眺めながらの
酒は格別であった。
........といいたいところだがいいこと
ばかりではない。
正直なところ、幹事である我々は企画が
無事に終了するか、はらはらと見守って
いて、あまりゆっくり酒を飲むことは
できない。
とくに今年については当日の無断欠席や
出欠すら回答せずに、当日になって、
しれっと会場に現れる輩も多発した。
幹事泣かせとはまさにこういうことだ。
正直どういう了見で生きているのか、
理解に苦しむこともある。
飲み会に不慣れな学生ならまだしも、
無断で欠席されることや不意に参加を
表明することが、どれだけ相手に迷惑を
かけるか、ということはこれまでの人生
で多かれ少なかれ、思い知っているはず
と思うのだが....。
自分が誰かにかけた迷惑を、いつか自分も
逆にかけられたりする中で、相手にかける
迷惑の重大さを知り、謙虚さと共に人間は
磨かれていくと思うのだが。

あまりそれは表に出さずにぐっとこらえて
いたのだが、舞台裏の席で、他の幹事が
「ざけやがって!!くそがっ!」と叫んで
いるのを聞いて、逆に笑ってしまい僕の
怒りはどこかへ消し飛んでしまった。

他人の怒りは自分の怒りを中和するのですね。

というか、その幹事は僕が怒っているのを
ねぎらうためにわざと自分が怒って見せた
のかもしれないのです。
幹事というものはそういうところまで学ぶ
ことができるのです。
いろいろ大変だったが、頑張ってよかった。
だから幹事はやめられない。□

天啓

人間にはもともと備わった素質・素養という
ものがあって、それがなんらかのきっかけで
外に引き出され開花する瞬間がある。

成人を迎えたころの自分は未だ、酒の美味さが
わからずにいた。
部活の飲み会で無理やり飲まされたり、大人で
あることを早く示したいがために無理にビール
を飲んでいたころがある。
そんなある猛暑のどうしようもなく乾ききった
1日を終えた夜、どうしても飲みたいと
ぐっと喉に流し込んだ1杯のビール。その瞬間、
何か電撃のようなものが体を突き抜けたように
感じた。その瞬間から、自分は酒をこよなく
愛する人間となった。もともとあった酒好きと
いう素養が、あの1杯で一気に引き出されたの
だと思っている。

仏像についても同様だ。美術をこよなく愛する
自分であるが、仏像だけはどうもよくわからない。
頭ではいいものであると、分かっていても、
身体に染みわたって行かない年月が長く続いた。
それでも何かにつけさまざまな国宝や重文には
触れ続けていた。そんな中、今年の夏に訪れた、
唐招提寺の廬舎那仏・千手観音・薬師如来
見た刹那、脳天に楔をぶちこまれたような衝撃
を受けたのであった。
そして自分は大の仏像ファンになったのであった。

素養というものは誰にでもある。
それを引き出すためには何か大きなトリガーが
必要なのだと思う。人々がそういうトリガーに
出逢え大きく開花していくことを願う。

今年は自分に潜伏していた、国宝・仏像を想う素養が
一気に引き出された一年だったと思う。

来年は絵画制作を通じ、自分の持つ「表現の素養」
が開花し引き出されるトリガーに出会いたい。□

 

f:id:massy:20140211212302j:plain

今日の日本酒

鳳凰美田ブラックフェニックス
(栃木県小山市/小林酒造株式会社/8点)

日本酒「鳳凰美田」醸造元 小林酒造株式会社 (@hououbiden) • Instagram photos and videos

ブラックフェニックスという名前と、
かっこいいジャケットに惹かれる。
ぐい飲みに1杯だけそそいで鍋と共に
ゆっくりいただく。滑らかな辛さ。
鳳凰美田はやっぱり素晴らしい。□

 

f:id:massy:20171221210344j:plain

f:id:massy:20171221210404j:plain

f:id:massy:20171221210413j:plain

f:id:massy:20171221210428j:plain

f:id:massy:20171221222201j:plain

寄贈

下記を図書館に寄贈。

「ハーモニー」伊藤計劃

虐殺器官伊藤計劃

海賊とよばれた男」(上・下)百田尚樹

「ヒンシュクの達人」ビートたけし

「鈍感力」渡辺淳一

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか井中だちま

美の壺 長崎の教会」

「コマ大数学科特別集中講座」ビートたけし竹内薫

「アキバ署」①~③ 瀬尾浩史

日めくりカレンダー!!

2018年の日めくりカレンダーを手に入れた。

毎朝、トイレに入ったとき、1枚めくる。
小さな情報であっても何か一言が書いて
あるものが嬉しい。

例年、ことわざが書かれたカレンダーを
使っていたが、2018は手帳の高橋が出す
格言カレンダーにしてみた。

高橋書店は、一般公募で
「思わず手帳に書き写したくなる格言・名言」
を募集していて、それらの名言から
日めくりカレンダーを出しているのである。

日めくりカレンダーはいい。
毎日が新しいひとことで塗りかえられる
気持ちになれるし、また勉強にもなる。

どんな言葉が飛び出すか。

今からとても楽しみだ。

いよいよ2017年も終わる。
2018年も「日に新た」の気持ちで頑張りたい。□

f:id:massy:20171220214515j:plain