夢十夜 Season4 第二夜

こんな夢をみた。

幕張メッセか、東京ドームのような巨大な会場で「自由研究大博覧会」なるイベントが開催されている。

学生やら社会人の、個人やグループが研究してきた成果を発表、販売している。

個々のブースはあたかもカルチェラタンのように集まり入り乱れている。それが棚田のように遥か向こうまで続いている。

一つのブースに立ち寄るとそこでは「烏龍茶の研究発表」をしていた。一言で烏龍茶と言っても茶葉、淹れ方、料理など多岐にわたるようで、これまで取り組んでようやく生み出された烏龍茶を使ったビーフシチューだの、珈琲だのをいただいたのだかが、それが驚愕する程、美味かったのだった。

これだけすごい研究が遥か向こうまで続いている...。彼らの研究、ものづくりへの想いに圧倒されてしまった。

気付けばイベントも終了間近の時間になっていて、会場は狂気のような盛り上がりを見せていた。全てのブースを見られないことを大変残念に感じている。

 

永い言い訳

「キーボードたたくの速いね」と言われることがあります。

確かに速いのかも知れません。

でも大したことではありません。

むしろキーボードをたたくのが速いのは僕にとっての「いいわけ」で、恥ずべきこと。なのです。

優秀な人たちは、キーボードをそんなに早くたたきません。むしろ稚拙にパチポチとたたく。
でも、彼らは「考えるのが速い」。「独創的なアイデアを考え出す」。のです。
本当に大切なことは、こっちなんです。
考えるのが遅くて、独創的なアイデアを出せない僕は、それ以外の手段、例えばキーボードを速くたたくという手段で、自らの出来なさ加減のいいわけをしているのです。

打ち合わせでたくさんしゃべっている人がいても、その話に中身がなかったら、聞く人は「一体何を話したいんだ」という気持ちになります。
むしろ、大切なときに大切な一言をびしっと言い切れればいいのです。
たくさんしゃべるのは、たぶん本当に言うべきことがわからないので、いいわけをしているのかもしれない。

大切なのは、手段よりも目的です。

長いGWが終わりました。令和が始まりました。
手段に逃げず、考え抜く姿勢で進んでいきたいものです。□