「キーボードたたくの速いね」と言われることがあります。
確かに速いのかも知れません。
でも大したことではありません。
むしろキーボードをたたくのが速いのは僕にとっての「いいわけ」で、恥ずべきこと。なのです。
優秀な人たちは、キーボードをそんなに早くたたきません。むしろ稚拙にパチポチとたたく。
でも、彼らは「考えるのが速い」。「独創的なアイデアを考え出す」。のです。
本当に大切なことは、こっちなんです。
考えるのが遅くて、独創的なアイデアを出せない僕は、それ以外の手段、例えばキーボードを速くたたくという手段で、自らの出来なさ加減のいいわけをしているのです。
打ち合わせでたくさんしゃべっている人がいても、その話に中身がなかったら、聞く人は「一体何を話したいんだ」という気持ちになります。
むしろ、大切なときに大切な一言をびしっと言い切れればいいのです。
たくさんしゃべるのは、たぶん本当に言うべきことがわからないので、いいわけをしているのかもしれない。
大切なのは、手段よりも目的です。
長いGWが終わりました。令和が始まりました。
手段に逃げず、考え抜く姿勢で進んでいきたいものです。□