自問〜WEBの意義について〜

足掛け5年くらい個人サイトを運営しているが、今やホームページにもすっかり蜘蛛の巣がはった状態になっている。


別に更新をやめたわけではない。


目的がわからなくなった。のだ。


こんなところにエネルギーと時間を注ぎ込んで一体何が得られるというのだろうか。死ぬまでの時間つぶし?ここに何か書いてたら誰かが見つけてくれて、しあわせへ導いてくれるという他力本願?
大体そんなとこだ。
意味がわからない。ナンセンス。


芸能人やスポーツ選手などに限っては、(既に他のメディアなどで一定の認知度を得た、という前提で)プロモーションとしてサイトを運営している例がある。
逆に、現在世間に認知されていなくとも、独自のコンテンツ力でこの世界でブレイクを果たす人も居る。
まあつまるところ、自分はそのどちらになれることもなくただ、5年間マスターベーションを繰り返していた、ということです。


中途半端。そういうことですね。


そんなものはかえってやらない方がマシ。すべきことは他にも腐るほどある。ってことになります。
そんな自己嫌悪に陥ってしばらくWEBはさわっていなかったけど、やっぱり目的はあるのではないかと最近思うようになってきました。



最近、ジンセイの選択による不思議。をよく思うのです。


たとえば一番大きな選択を振り返ると大学進学のときだ。
理系大学に行くか、美大に行くかでかなり迷ったが、結局理系大学を選択。それがきっかけとなり大阪での生活が始まり、現在に至る。
が、あのとき美大を選んでいたらどうなっていたか。大阪に足を踏み入れることもなく、当然今現在の知人らと出会うことも全くなかったであろう。でも、彼らは間違いなくこの世に生きているのである。
美大に行ったら出会っていた知人もいるだろう。が彼らに今出会うすべは、ほぼ皆無である。どこに住んでいるかも知らないし、知りようもない。が、やはり彼らは間違いなく自分の知らない世界で今、この瞬間にも生きているはずである。


そういう「ジンセイの選択」によって切り捨てられた人々との復活再会。それがネットでできないものかと考えていた。
この線の向こうに間違いなく彼らは生きている。
WEBを続けていれば彼らとの奇跡的な再会が可能となるのでは。と。そんなことが5年のサイト運営のエネルギーのミナモトだったのだろうと思う。
が、5年運営してみて、サイトを訪れるのは既に見知った知人ばかりで広がりは何もなかった。いろいろなサイトにリンクを張ってはみたものの、来るようになったのは大量のいかがわしいゴミメールだけだった。まあそんな感じでしょう。現実は。


ところが。やっぱり世界は広いですね。こういう思想を具現化するサービスってのが既ににあるのですね。


ということでもうちょっと遊んでみようと思いました。
WEBもまたちょこちょこ触っていこうと思います。よろしく。□