雑感

同僚が優れた技能で仕事をばりばりとこなし、優秀だといわれる姿を見ても、最早それに対してコンプレックスをいだく元気がなくなってきていると気づき、歳をとったと感じた。


また、それに代用する逃げ道をつくって自己正当化するような悪あがきをする自分もいなくなってしまっていることに気づいた。


自らのアイデンティティの落としどころを阻害していたこれらの悪しき要因がようやく消え去ったという安堵を感じると同時に、それらの対価のために失われた青春を嘆く。


生きるということは複雑である。□