関西二紀展65

関西二紀展の陳列日。
出品を始めてから10年、陳列を休んだことは無い。
今年は陳列当日の朝、北大阪大地震が発生して陳列が翌日に延期となり、僕は初めて陳列に欠席した。
地震のことは割愛するけど(以前のブログをみてください)、とにかくもまあ、おそろしくゆれました。部屋の中がこなごなになりました。ひどい地震でした。
地震のあと、会った数名の知人の方々は、口をそろえて「阪神大震災のときよりも揺れは大きかった」といいます。たぶん、嘘をついているわけではなくて、ほんとうにそれほどはげしく揺れたのでしょう。

関西二紀展の陳列には立ち会えなかったけど、陳列された作品はきちんと見ておきたいと思い、会場に向かいました。

奨励賞。

いろいろ見苦しい舞台裏がありますが、表向きには何か、華やかな賞を頂くことが出来ました。
絵は、会場に入ってすぐの場所、思った以上にとてもいい場所にかけられていました。
それでも素直に喜びを感じられてはいません。
奨励賞という賞は、僕の中での目標の「境界」だったので、受賞の連絡を受けた時、未だにぎりぎりを行ったり来たりしている自分に失望して、いらいらしました。
それでもまぁ、会場で作品を見た時、何らかの思いの発信は出来たかと感じたし、自分の今の位置というものを感じることも出来ました。これはこれで一つの成果なのではないか、と受け止めることができたと思います。

関西二紀展は日曜日まで開催中です。
お近くにお立ち寄りの方はどうぞご高覧ください。

次はいよいよ9月の本展です。
関西展の反省を噛み締めて、はずかしくない作品を作りたいと思います。□

f:id:massy:20180623002819j:plain