目が釘付けになりました。
真冬の秋田。
漁港前に設置されたうどんの自販機。
人々はたとえ猛吹雪の日であっても、
うどんを食べにその自販機に集まってきます。
人々は日日それぞれの厳しい人生の合間に、
まるで息継ぎをするかのようにその自販機に戻り、
そしてうどんを食べるとまた現実の波の中へと
旅立ってゆくのでした。
その自販機は人々にとっての
大切な「ターミナル」なのだと感じました。
第5回目の個展は初の京都での開催となります。
個展の会場がみなさんにとっての「ターミナル」に
なれたら。と願い、今、絵筆を握っています。□