今、目の前にあるS100号の油彩2点を9月末までに
完成させなくてはならない。
もう1.5ヶ月もない.....。
毎年恒例とはいえ何度繰り返しても追い詰められる。
僕には学習能力がないのだろうか.....。
否否。クリエイティビティはコンスタントな方法論で
ひねり出せるものではない。
生み出すことの苦しみは未来永劫続いていくのである。
そして追い詰められるといつも「反作用の力」が働く。
目の前にある最優先の仕事から逃げ出して、
括弧にくくって先延ばししていた優先度の低い仕事を
引っ張り出して大真面目にやりはじめるのである....。
試験直前の学生が掃除を始める。というような力だ。
目の前の100号の構成に悩み、もがいているときに限って
次の絵の構想が湧き出てしまうことがある。
あるいはもう大作はこりごりだ。と思うほど、突如、
小さな絵の構成が次々と沸いてきてしまうのである。
これはつまり、人間の弱さなのでしょう。
でもこの反作用の力は中々あなどりがたいものです。
嫌な仕事Aから逃げ出すために生み出された力で
次の仕事Bが進むのであれば、もっと嫌な仕事Cに
向き合って生み出された反作用の力で仕事Aが
はかどったりはしないのだろうか.............!?。
ばかですねぇ。
いつもいつも目の前の仕事から逃げるための空論です。
.......いいかげんとっとと100号描けや(.....Endless)。□