あのころ。

NintendoSWITCHで配信されている
アーケイドアーカイブ
ジッピーレース」を購入してプレイしている。

1983年、なんと今から35年前ものゲームである。

ロサンゼルスを出発し、ラスベガスやシカゴ等の
チェックポイントを抜け、ニューヨークを目指す
レースゲームである。

操作にはアクセルとブレーキ、そして左右ボタンを
使うだけである。画面は上から俯瞰した2D形式。

現代のよりリアルな映像や音響、体感を全て体現した
ゲームに比べれば見劣りするようなレトロ感満載の
ゲームでなのだが、これがとにかく面白い。

CGを駆使して徹底的に見せる映画が当たり前となった
現代であっても、全く色褪せずに今なお、輝き続ける
チャップリンの映画ように、
ジッピ―レースは、今、改めて僕らにゲームの本当の
面白さを思い出させてくれるパワーがみなぎっている。

なけなしの100円をもって1日1回ゲームセンターでの
真剣勝負の日々があった。
やがてファミコンが登場し、スーファミが生まれ、
PS、64、PS2Wii...と激しいコンシューマの戦いを
経て、今や
もっと面白いゲームを出してくれ。もっと遊びたい!
というあのころの僕らの願いは、ほぼ全て叶えられた。

だが、同時に僕らも歳をとりそれほどまでにゲームに
費やすことのできる時間がなくなってしまった。
そもそも今や待ってもいないのに次々とリリースされる
ゲームをこなすことすらできずに溺れるような状況に
追い詰められるような状態にすらなってしまった。

そこにきて、満を持してのジッピ―レースである。

1日1ゲーム。わずか10分程度。難しい操作も無い。
それでも当時の輝きに戻り、楽しくゲームができる。
これぞゲーム。この歓び。

全ては無かったけれど、確かに手ごたえのあった、
あの時代に戻り、震えずにはいられない。

振り返る時間もない。でも僕らは振り返りたいのだ。
あのころを思い出させてくれたこの機会に感謝する。□

 

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