北大阪地震4日目に考えたこと。


2018年 6月21日04時26分 大阪府北部 M2.4 震度1
2018年 6月21日19時13分 大阪府北部 M2.9 震度1

気象庁地震情報を毎日確認している。
大阪の余震周期は12時間以上に開き始め、規模も小さめとなってきている。
火災や津波といった大きな災害はなく、世の中の目はすっかりサッカーW杯に向かっている。
このたびの地震は、「北大阪大震災」ではなく「北大阪地震」として収束しつつある。
それでもまだガスもモノレールも復旧していない。油断はしないようにしたい。


イオンに出かけたらペットボトルの水が山積みになっている。
これでもか!といわんばかりのこのモノの溢れ方に、ありがたさを超えて、なんだか不気味さを感じてしまう。
売る側の「チャンス!」という黒い声が聞こえてきそうな気がしてしまう。
過去の震災時の水の買い占め、転売といった現象の教訓を、売り手としても噛み締めていたということなんだろうと思います。
素直に感謝しなくてはいけないのかもしれないなぁ。


高槻で3メートルのブロック塀が倒れ小学生が亡くなった事件について。
「なぜ教訓をいかせないのか」と報道されている。
過去にも何度も小さな子供が地震で同じような事故に巻き込まれているのにもかかわらず、今回もまた発生してしまった。
教訓はいかせているのだと思う。
.......但し、その事故が起きた場所に限って。
教訓がいかせていないのは、事故を経験していない他の地域ではないだろうか。
北大阪は久しく大きな地震の被害を受けておらず、きっと過去に他の地域で事故が起きた時にも「ここでは起こらない」という思い込み、おごりがあったのではないか。
「身に浸み込ませる」ためには、本当に実体験したり、身体で痛みを感じないことには難しいのではないか。このたびの件が「震災」ではなく「地震」で済んだことに感謝して(まだわからないけれど)、今こそこの教訓を「身に浸み込ませて」いきたいものです。□