まごころを君に

電子レンジはすごい。

確かにすごい。

魚が焼ける。パンが焼ける。

パスタを茹でることも出来る。

だけど、僕は完璧なる電子レンジ崇拝者にはなれそうもない。

ボタン一つで料理ができるというのは、確かにすごいのだけれど。
全てがボタン一つなんてありえない。という気持ちがあるのです。

NHKの料理番組3分クッキングが、

「はい、ではみなさんご一緒に。
 電子レンジのボタンを押しましょう!
 はい、完成で~す!簡単ですね~。
 では、10秒クッキングまた次回~」

.....なんてことになるわけがないのである。


料理には時系列があります。

先ずは肉に火を通した後、野菜を加え火を通す。その後に水を加える。.....といった手順があります。
その手間こそが料理を料理たらしめているともいえます。

確かにレンジで肉じゃがは出来ました。
でも本来は、まとめて一斉に熱を加えるのではなくて、素材の特性を活かした順番に火を通して行ったり、調味料を加えて行ったり、冷やしたり、温めたりする。
電子レンジもすごいけど、面倒な手間をかけて下ごしらえをしたり、鍋でぐつぐつと時間をかけて煮込んだりするような手間も大切にしていきたいと思うのです。

 

「手間はちゃんとまごころになる」

 

NamakumraEmiも歌ってましたね。(2019/5/31「今日の語録」)□