品格論

国家の品格」を読み終えた。


今年は本当にいい本に出会う。前読んだ「ウェブ進化論」も「超バカの壁」もよかった。
以前から本屋に足を運ぶたびに本から「買え!」という声が聞こえてきているような気がしてならなかった。出張の際、新幹線の中で読もうとついに手にとってみたが、引き込まれて一気に読んでしまった。



つくづくごもっともだ。と思った。



が、そもそも「国家の品格」の前に「自分自身の品格」を鍛えなおさなくてはならないと感じる。


個人的には品格の源は「自分が笑うこと。相手を笑わせること。」にあると思う。
自分がどんなシチュエーションにおかれてもそれを自ら「笑い」、相手の「笑い」に換える余裕こそが品格だと信じる。
それが人を楽しませる。リラックスさせる。
例えば荒川静香イナバウアーのように。
オリンピックという究極の緊張の舞台で笑顔で得点にならない技を披露する余裕。
チャップリンの笑いと悲哀の共存も究極の品格だと思う。


ここまで書いて最近、めっきり笑った記憶がないことに気づく。相手を笑わせることについても不十分だ。いつも深刻なシチュエーションに眉間にしわを寄せている。


しばらくの間、個人の品格を向上すべくイナバウアーにいそしまなければなるまい。□