反省会

上野の森美術館で開催中の「日本の自然を描く展」を見学してきた。


本展は昨日から始まっており、8/9までを第一期として自分の入選作品が展示されている。


会場に入ると2フロアーにわたってびっしりと10号の絵が壁を埋め尽くしている。まずその様に圧倒されてしまう。
自分の作品を探すだけでも骨が折れる始末だ。
実際会場はそういう人々とその知人・友人でかなりの混雑振りであった。


本展は、8/5〜8/24の開催期間を4期に分け、合計3000点もの作品を展示するということであったから、大体このような「質より量」的な展示は予想していたものの、これでまだ全体の1/4ということに全く驚いてしまう。



結果として、入選したときのブログにも書いたが、やはりこの展覧会の敷居は相当低いと感じた。
今回自分は「上位入選」という結果で、「入選」よりちょっぴり高い評価はもらったものの、その差たるやせいぜい図録に作品がカラーで掲載されるか、モノクロで掲載されるか。ぐらいなものであった。


自分の絵は2Fの隅っこに展示されていた。
が、他の絵に覆い隠されて、ほとんど存在感すら感じられない有様だった。
そんな中でも、やはり受賞作品だけは他の作品との差が歴然であったように思う。
受賞作品が展示された一角を見た後では、他のエリアの絵は見るに耐えない程だ。



やはり賞を取らなくては意味がない。



賞を取り逃した作品の多くは残念ながら見る価値はない(自分の絵も含め)。
見るのは入選した本人とその知人・友人だけだ。
極論、個人的に受賞作品以外は全部落選としてもいいくらいに思った。
(展覧会の主旨はそういうところにないのだろうけど...)



次回もたぶん挑戦はすると思う。
ただ、そのときは佳作以上を自分の合格ラインとしたい。このままじゃ駄目だ。□