始動

公園でS100号キャンバスを組み立てる。


モノリスの組み立ては相変わらず苦手である。
とくに大きくなればなるほど難しい。
ハンマーを握り、プライヤーを握り、えいやえいやと組み立てているうちに、大抵両手にマメができる。.....痛い。そして体中大汗をかいている。.....暑い。
きっとうまい人ならば、余計な力を一切使わずにさらっと作ってしまうのだろう。
いづれはそうなりたい。


そして、子供の相手も相変わらず苦手だ。
作業場所がいつも公園なので、大抵子供がわらわらと寄ってくる。
「何をしているの」と好奇心旺盛で、あどけない、それでいて心の底まで見尽くすような純朴な目にいつもおののいてしまう。
モノリスを組み立てているのだ」と説明しても理解できるわけがない。.....やばい。そして体中冷汗をかいている。.....寒い。
きっとうまい人ならば、余計なことを考えずにさらっとジョークの一つでも放って子供たちから笑いを取るのだろう。
いづれはそうなりたいのだが。こっちは当分無理っぽい。□