大阪マルビルの吉美画廊にて、小田志保さんの個展を見学してきた。
白の使い方が見事だ。
100号という大作でも、じっくり描きこまれた女性像が広く取った白の空間をしっかり支配できている。
強い絵だ。
こういう作品を、こういう空間を、自らが中心になって作ることができたら。なんと楽しいだろうか。なんと素晴らしいだろうか。
こういうとき、はげしい憧憬を感じ、また強く生きる力をもらう。
画廊のオーナーもこのチカラにすっかり惚れ込んで、東北で制作に励む作者に声をかけ今回の企画が実現したとのことだった。
自分も同じフィールドにいる端くれとして、いつか自分もきっと独自の作品・空間を作り出せる存在となりたい。そういう力をもらった。□