マイケルジャクソンの遺作「THIS IS IT」のDVDがリリースされて、巷で大騒ぎになっている。
近所のコンビにでもDVDが並べられている。すごい騒ぎである。
マイケルジャクソンの存在はもちろんしっている。
が、これまであまり彼の楽曲は聞いたことはなかった。
もっとも印象に残っているのは中学生のころディズニーランドで見た「キャプテン E.O」くらいなものである。
このままいけば、今、彼が亡くなったこと、そしてTHIS IS ITが公開されたことも、自分の中で静かに消えていきそうな気配ではあったのだが、年末に友人らと忘年会で2009年のヒット商品について話していたとき、一人が「THIS IS IT」を挙げたのであった。
そして年が明けて、職場の新年会があり、その最後の締めの席でBOSSが「THIS IS IT」のことを話し出した。
「今、俺は52歳。マイケルは50歳であれだけのことを一人で作り、動かし、世界中の人々を魅了していた」
短い期間に近くにこれだけ「THIS IS IT」のすごさにしびれている人がいたこと。
そして、すっかり白髪も混じり、おっさんである職場のBOSSとマイケルが同年代であったこと。
そういったことが、マイケルジャクソンという人間のすごさを、今更だが自分にびしびしと伝えてきたのである。
見なくてはならない。と思った。
彼が残してきたもの、残そうとしてきたもの。
それを受け継いで自らの生きるエネルギーにしなくては。□