「ビブリア古書堂の事件手帖4」三上延 著 メディアワークス文庫(8点)
江戸川乱歩、そしてシリーズ初の長編。
読み応えがありました。
資産家の家に隠されていた江戸川乱歩の貴重なコレクションと、閉じられた箱の秘密。
江戸川乱歩作品の薀蓄に並行した、栞子さんと母の対決が明智小五郎と怪人20面相との対決に見立てられているような感じがして楽しかった。
短編で構成されてきたこれまでとは違って1冊丸ごと江戸川乱歩ということでずっしりとしたミステリーになってます。
江戸川乱歩も改めて読み直したいなぁ。
ちなみに僕がもっとも好きな江戸川乱歩作品は「人間豹」です。□