なれない自分になろうとするのではなくて、
自分らしい自分になろうとする。という考え方。
もて余すほどの体力や時間があったり、
自分がどんなことに向いているのか、
なにができるのか、がぼんやりしている頃には、
活躍している同僚やら先輩やらをみて、
自分もそうなれる! と信じて行動を始める。
だけど、次第に、体力やら、センスやら、人柄やらにずれがあって、彼らにはなれない。という現実に気がつき始める。それを一般的には「挫折」という。
しかし、人間、一度や二度の挫折では簡単に諦めたりはしない。
むしろ、そこからが出発点だ。なんて、どこかのミュージシャンが歌う楽曲に酔いしれて、また、その棘の道に入って行くのである。
でもね、なれない自分には、やっぱいなれないんだな。
棘の道に入っていくところまでは、いいんだけど、出てくるときには、なれない自分ではなくて、自分らしい自分であればいいのだ。...ということを、今になって考え始めたりしています。
なれない自分になってみたところで、それからずっとその不自然な自分の姿で生きていけるのだろうか。と考えると、さぞかしつらかろうと思うのです。
そういう自分を今苦しめているのは、やっぱり、今なお、なれない自分になろうとしたり、なれない自分になって、自分のふりをしているからかもしれないと思うのです。
素直って、簡単なことばなのに、なかなか身につかないよね。□