個展をしない人は、
個展をする人をすごいと言うが、
個展の中を見たら、
良い個展と
良くない個展がある。
良くない個展というのは、いわば「ただやっているだけ」の個展だ。
やっているということだけを拠り所にして、安心しちゃっているような。
折角やるのならば、良い個展をしなくては意味がない。
そして「良い個展」の上に、「更に良い個展」、「更に更に良い個展」というのがずっと続いて行って、いちばんうえのあたりに巨匠がいる。
折角やるのならば、いつもそこを目指すくらいの個展をしていたい。
良くない個展は、見る側もただの「情」とか「義理」で作品を見たりしている。
全く知らない人を招き入れる強い魅力とか、引力とか。
そういう本物の「質」で戦える作品をつくりたい。つくらないといけない。□