「締切」を愛している。
僕は果てしなく長い戦いを経て、
ついに締切との愛を成就させた。
これまで追い詰められるたびに、
何故締切なんてものがあるのか、
と、憎み、嫌い、不条理な怒りを
ぶつぶつとぶつけていたのだが、
仕事の納期もそうだし、
あるいは、
ホテルのチェックアウト時間とか、
さらには、人生という時間だって。
言い換えれば全部「締切」なのだ。
結局、締切によって生かされている。
締切のおかげで緊張を持って仕事に
臨めるし、制限時間があるからこそ、
アウトプットできているのです。
恨んだり怒ったりするのではなく、
締切を受け入れ、感謝をし、愛する。
そう行こうと決めたのであります。(つづく)