君たちはどう生きるか

 

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」の公開が迫っている。

 

ずっと楽しみにしている。

そろそろチラシが配られるころかな。と、

ちらちらと映画館のロビーを覗いてみたりしているけれど、

一向に配布される気配がない。

そういえば予告やら宣伝やらも全く見ていない。

 

映画館の入口に唯一張られたポスターがあるだけで、それ以外の情報が全く、無い。

本当に上映するのか?

「落とすんじゃないか」(失礼)とすら思っていたのだけど、どうやらこれは、鈴木敏夫プロデューサーの意向で「今回は一切の宣伝をやめた」ということらしい。

情報を出さないことは、宮崎駿監督が何かこだわりがあって指示しているのかと思ったのだけど、違かったようである。

 

宣伝を一切しない映画。

って、前代未聞だ。

けど、情報過多のこの時代では、観る前に概ねの情報が入ってしまう。そういう時代に抵抗したいという鈴木敏夫氏の言葉を目にして、ああ、そういうことなのか。と理解する。

この時代だからこそ、あえて一切の情報を断って映画を公開してみたい。という発想はすごく面白い。

普通の作品なら、宣伝を一切しなかったら、誰も気づかず知りもせず、他の作品との集客競争に埋もれてしまうかもしれない。映画会社としたら、普通は怖くてできない。宮崎駿監督作品だからこそできる芸当なのかもしれない。

 

情報が一切ない状態での映画体験。

少し前のブログにも書いていたんだけど、それはずっと僕がやりたかったことなんだよな。

 

massy.hatenadiary.jp

 

情報なしの映画鑑賞。しかも宮崎駿監督の最新作で。

 

どのようなUXが体験できるか。とても楽しみなのである。□