秋の牢獄

 

牢屋の中。

.....なのだろうか、ここは?

 

別に罪を犯したわけではない、むしろ喜ばしい事案で収容された。

かつて訪れた、釧路のタンチョウヅルの里を思いだす。

檻にいれたタンチョウヅルを観るのではなく、

人間が檻に入り、自然に暮らすタンチョウヅルを見学をさせてもらう。

今自分はタンチョウヅルのような状態なのかもしれない。

家にいるにも外に出るにも自由だが、なにかの枷はある。

人生でも稀有なUXだろう。

失われたものを観るのではなく、今だからこそ手に入れられたものを楽しみたい。□