【ミステリーの部】
1位 「暗黒館の殺人」
2位 「あなたが誰かを殺した」
3位 「影踏亭の怪談」
4位 「#真相をお話しします」
5位 「雷神」
次点
・ 「鵺の碑」
・ 「可燃物」
・ 「風神の手」
・ 「びっくり館の殺人」
暗黒館を読み切った時の達成感が忘れられない。
綾辻ワールドにどっぷり浸れるファンとしての喜びもあったし、ミステリーとしての面白さも満足できた。ピカソで言えばゲルニカのような作品だったと思う。
再読だったのだが、トリックに対する記憶がないから、たぶん最後まで読めていなかったのではないかと今更ながらに思う。
東野圭吾は「このクオリティを量産？！」という驚きが常々ある。ミステリーの世界ではメジャーすぎてあえて真ん中に持ってこられないような風潮があるように感じる。それは獺祭を日本酒の真ん中にあえて置かないような斜に構えた日本酒オタク的な見方に近い。でも、いいものはいいよ。素直になろうぜ、といいたい。「あなたが誰かを殺した」のラストの後に来る、さらなるどんでん返しとか見事です。
影踏亭は「怪談＋ミステリー」というジャンルで、ともにしっかりと作られていて、二度おいしい作品だった。シリーズ化をしてほしい。
【絵本/児童書の部】
1位 「黒グルミのからの中に」（絵本）
1位 「クリスマスってなあに」（絵本）
1位 「エルマーのぼうけん」
4位 「おおどろぼうホッツェンプロッツ」3部作
5位 「水の生きもの」（絵本）
【一般書籍の部】
1位 「老いる勇気」
次点
・ 「百年の孤独」
・ 「美は足もとに」（ギャラリーCreate洛）
