ドラえもんにお願い

かつてアトリエに来ていた公務員の女の子が個展会場に来てくれた。
なんと公務員は3~4年に一回、必ず職場異動が行われるとのことだ。
驚くとともに、素直にうらやましいと思ってしまった。
世の中を苦しくしている原因の一つに、
「今がいつまで続くかわからないこと」があると思う。
相性の合わない上司はいつまで自分の上司なのだろうか.......?
それは自分では決められない。
もちろん余程であれば自分から異動を願い出ればよいかもしれないが、
その次がまた苦手な上司だったときにもまた異動というわけにもいかない。
あるときは1年。あるときは10年。終わりはいつになるかわからない。
それまであるかどうかも不確かなオアシスを目指し、
生きるか死ぬかの砂漠を彷徨うような日日を過ごしていかなくてはならない。
もし来たるべき今の終わりが毎度明示される世界があったとしたら、
僕らはもっとほどよい緊張の中で日日を生きて行けるのではないだろうか。
大好きな人と一緒に仕事ができるのがあと1年と分かっていれば、
一層たくさん学ぼうとするだろうし、
苦手な人と仕事をしていたとしても、それがあと3年と分かっていれば、
ぐっとこらえ、あと2年、あと1年、ときっと耐えていけるだろう。
わからないから面白い。という考え方もあるだろうけど、
それはもう手に入っている。
わかるから面白い。という世界は非現実の世界なのです。
だから憧れるのでしょう。
いつもどちらか選択できる世界があってもいいのかもしれない。

助けてよ、ドラえもん。□

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