二紀会大阪支部小品展

 

30号の新作を描いている。

 

来週2/18からホルベイン画廊にて開催予定の大阪二紀小品展に出品する。

今回は、2つの新しい取り組みに挑戦している。

1つ目は、アクリル絵の具のみで描いているという点である。

アクリル絵の具は、水を使って水彩のように気軽に描くことができるし、すぐに乾くのでどんどん描くことが出来る。上手く使いこなせばプロが見ても油かアクリルかどちらで描いたかを見分けることができないほどである。

.....と、聞いてはいたのだが。

実際に使ってみると、なんだか絵が「チャラい」。
油絵具のような重厚な厚みが全然出てこない(ような気がしている)。
「お前が下手だからだ」と言われればそれまでなんだけど。新しい画材に慣れていないからでしょう。1枚目でいきなり体に馴染ませることは難しいみたいです。

2つ目は、画肌作りをシンプルにしたという点である。
ジェッソを5層引いて、その上にモデリングペーストをエイヤと撒いた。それで画肌作りはおしまいにした。
これまではいろいろな色を混ぜたシルバーホワイトを何回にも分けて撒いて、画肌を厚く堅牢に作りこんできた。時間もコストもすごくかかるのだが、正直あまり効果が出ていないような気がしていた。
頑張った分の努力が見る人にきちんと伝わっていればいいのだが、単なる頑張り損になってしまうのなら、むしろシンプルに変えてみたいと思ったのである。だけどやってみて、そのぽっかり空いてしまった白い空間に不安を感じている。絵が「チャラく」なったのもそのせいかもしれない。

 

出品まであと5日.....。
もう少し何とか見ごたえがあるようにできないか、もがいてみたい。


お近くにお立ち寄りの方は、是非ご高覧いただければさいわいです。

「チャラい」と感じた方は、「増田はアクリル絵の具実験中」ということでご容赦いただければさいわいです(いいわけすな)。□

 

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