「痛いところがあるぐらいのほうが
調子よかったりするんですよね。
テニスも調子いいし、体も調子いいし、
なにもかも絶好調、っていうときは、
けっこう結果が出ないことのほうが多いです。」
「自分が万全で、万全で挑んで、
やることをすべてやっても、勝てなかった。
そのときに、「悔いはない」と思えるときもあるし、
「だからこそ悔いが残る」という場合もあります。」
(伊達君子)
「痛いところがあるぐらいのほうが
調子よかったりするんですよね。
テニスも調子いいし、体も調子いいし、
なにもかも絶好調、っていうときは、
けっこう結果が出ないことのほうが多いです。」
「自分が万全で、万全で挑んで、
やることをすべてやっても、勝てなかった。
そのときに、「悔いはない」と思えるときもあるし、
「だからこそ悔いが残る」という場合もあります。」
(伊達君子)
作家そのものが臭うのに、作品は無臭。
作家そのものは無臭だが、作品が臭う。
優れた作品を残して逝った先輩たちは、
必ずどちらかに属していたように思う。
どちらも正である。
僕は臭う作品を遺したいのだが、
どうやら臭うのは僕自身みたいだ....。□
15年以上にわたりずっとCDしか音源はなく、
これからの一生も音源はCDしかない、と
無意識に思い込んでいた彼女の声が、
しっとりとしたピアノの旋律にのって
会場に響き渡った瞬間、戦慄がはしった。
解くことを完全に諦めていた知恵の輪が
ひょいと解けてしまったような心地よさ。
CDではなく、今、目の前にあるあの体が、
あの唇が音源となって、今しか聞けない
生の声が生み出される瞬間に立ち会っている。
本物のノラ・ジョーンズだ。
しかもその距離はわずか20メートル....!
しっとりとしていて、静かで、強くて、美しい。
外は雨。そんな雨すらもこのコンサートにおける
ひとつの重要な役割を担っているように感じた。
次に会えるのはいつになるのだろう......。
桜をゆっくりと眺めることが出来た至福の気持と、
桜が散っていってしまったような切なさを抱え、
家路についた。□
Nintendoクラシックミニ ファミリーコンピュータ、
生産中止........!?
悲報。心が折れるとはこういう体験をいうのだろうか。
今もなお店頭での品薄が続き、手に入らないファンも多い。
かくいう僕もその一人だ。
これだけのファンの想いを切り捨てての生産中止とは。酷い。
これまで手に入らないという欲望を転がし、
それを生きるエネルギーに、制作へのエネルギーに転換してきた。
まるで登っている途中の梯子を抜き取られたような奈落。
プレステ4のVRが手に入らないと嘆く同僚が、
非道なまでに価格高騰したネット販売サイトの誘惑に屈し
発注をしたと聞いたとき、僕は笑いながらこう話した。
「テロに屈してはいけない」
しかし今、僕もテロに屈さざるを得ない結論に至った次第である...。
ださいよ、増田力也。
ひどいよ、任天堂。
おかあちゃんにいいつけたる。大人になれ、増田力也。□
残念なとき。
目の前で大あくびをされたとき。
僕はそれほど退屈なのだろうか....。
人を退屈にさせない人間でありたい。□