最近思うのは、続けることの難しさ。
ひとつ絵をとってみても、それを一生続けるということはとんでもない至難の技である。
若いころはよかった。若いやつらは馬鹿だから未来永劫若さが続くと信じているし、自分一人で世の中を変えられると信じている。現に俺がそうだった。
だがちょっと歳をとって思ったことは、そんな若さなど瞬間に消えうせるということだ。
結婚して子供が生まれたり、経済力がなくなったり、仕事が忙しくなったり、病気になったり、怪我をしたり、歳をとってからだが動かなくなったり。
刻々と自分を取り巻く環境は変わり、次々とハードルが現れる。そのふるいにかけられ、一人また一人と続けることから脱落していく。
そんで気がつけば、周りにはさっき元気だったやつの死骸が転がっていたりする。
成功するなんてことよりも続けることの方がよほど難しいのである。そもそも続けないと成功もしない。
俺もいつまで続けられるかなんてわかりはしない。
でも幸いにしてまだ続けられそうだ。なのでもう少しがんばってみる。□
