入学

春。ということで新しいことを始めようと。


日本画を習い始めた。


日本画を始めるということは、実は一般的にもなかなか敷居が高い。
教室そのものも少なく、特に休日に開催しているものになれば更に少なくなる。そして画材はだいぶ高い。さらに一枚の絵を描くための工程が長く、そもそも描く以前の作法的なものの修得が徹底している。いわば茶道や華道に並ぶイメージである。だからちょっと気軽にやってみよう、みたいな取り組み方では到底続きえないものだと思う。
しかし。それだからこそ、あの静寂感、たたずまい、品格を描きえるのだろう。そういう境地をこの機会に徹底的に、能動的に120%吸い上げたい。そんな思いでの入学である。


初日。最初のお題は「立方体と円柱を描け」とのこと。
.....ちょっとゲンナリした。またここからか、みたいな。そのあたりのことは何年か前に腐るほどやっている。正直なところ、いきなりでも画材や技法や哲学みたいなコッテリムッチリしたハードコアなところに飛び込みたいくらいにいきり立っていたのである。半年しかないんだからとっととエッセンスに入りましょうや。と言いたいくらいに。
が、今回の目的は、まずは洋画と並行して、日本画についての修行をつみたいということなので、じっくりあせらず先生のやり方に従ってみようと思っている。


で、次回は、チューリップ持って来い。との指示。.........やっぱりちょっとぬる過ぎる。


次回授業までに20枚くらいチューリップ描いて持っていってみよう。□