ラスベガスレポート2

ラスベガスはすごいところである。


空港に降り立つや否やスロットマシンに出迎えられた旨は昨日書いたとおりであるが、そんなのは序の口である。


今回宿泊したLUXORホテルはピラミッド型の超巨大ホテルであったが、当然1Fは全てカジノである。
今回はThanksGivingという期間に当てはまっていたようなので、昼から既にかなりの混雑振りであったが、深夜0:00を過ぎるとカジノは更に盛り上がっていく。


ブラックジャックテーブルの横に2台のお立ち台が備え付けられ、下着姿のぴちぴち外人ギャル(死語)が妖艶に腰をくねらせながら激しく踊り始めたのである。
こんな漫画のような世界が現実にあったとは...。まさに、アメリカ!
が、金の亡者になりすがった男共はそんなエロチシズムには一瞥もくれず、カードに目を血走らせている。これもまた、アメリカ!
こんなクレイジーな光景はラスベガスならばLUXORに限らずどこでも見られるようだった。


HOOTERSというホテルのカジノでは、そういうおねいちゃんがカードゲームのディーラーをやっていたりする。どこに目をやってよいのか困るほどである。目が泳いでいる。ゲームどころではない。



更に、なんとカジノでは酒が全てタダなのである。
そのへんを歩いているウェイトレスに酒を頼めばすぐ持ってきてくれる。もちろんチップとして$1は差し上げるのだが。
カジノ運営側からすれば、酒などいくらでも客に飲ませ、判断を誤らせてカジノで吸い上げたいのである。
お金をとるどころか、むしろタダでもどんどん飲んでもらいたいという思想なのである。
この思想は自分にとってかなり斬新なものだった。


飲みたいだけ飲んでよい。といわれながらも勝つために自制しなくてはならない.....。
運営側と客の絶妙な緊張感のバランスの上に酒が踊っているのである。そして外人ギャルも踊っているのである。
全くすごいところである。


この旅では結局$100近くを持っていかれた....。
$100の授業料で学んだのは「常にやめどきを決めてからテーブルにつかねばならない」というところか。
例えば、$50でスタートして、それが$20以下か、$80以上になったらやめる。というような決め事を自分にもたないと結局$0になるまで続けてしまうのである。
ディーラーの手は早く、あれあれとしている間に全部消えてしまうのだ。


なにはともあれ、ブラックジャックを楽しむため、勝つためには、せめて基本ルールは全て知った上で戦場に立つようにしないといけない。と思い知った。□