而今 純米吟醸 山田錦無濾過生
(三重県名張市/木屋正酒造/100点)
木屋正酒造(きやしょう) -三重県名張市の酒蔵 地酒 高砂 而今(じこん)-
ファンクラブメンバーなのにチケット予約にハズレた東京事変。
金返せ!と、叫んでいたら、電話が。
「而今、当選しました」
三重の銘酒「而今」の抽選販売の当選連絡でした。
前回の抽選でハズレて、今回2度目の挑戦で当選。
これでゼロに戻れました。
東京事変はDVDが出たら買ってみよう。
それにしても、抽選で手に入るお酒って。ドキドキするね。
人気銘柄はお金を積んで買え。という、今どきの新型コロナ対策マスクみたいな売り方がどこでも横行していて、新政なんてなかなか手が届かなくなっちゃったもんね。
でも抽選は公平で、定価で買える。当たった時の喜びはたいへん大きいものです。
100点って、狂気です。あれもこれもつけられるものではないし、感情に任せてつけていたらお互いの品格も下がってしまいます。
100点なんて、ありえない。原則そういうつもりで酒を飲んでいます。
が、それでも100点の酒がある。
圧倒的です。これ以上の酒、あるなら出してみろ、と。そういう気持ちになります。ブランドにはとても強い願いや疑いをもっています。
そんな緊張感のなかで、様々なプレッシャーに応えたブランドを出すものは、もうホンモノなのだと思います。
銘酒にであったときはもう100点をつけるしかない。
開栓の初日はシュワっと微炭酸。ライトを感じさせながらも、いきなり深い。
炭酸が抜けた後はどうなってしまうのか、の期待が膨らむほど、いきなり深い酒です。
ネームバリューに流されたり、ミーハーであるつもりはありません。
マイナーでも優れたものは最高とみなすし、メジャーでもひどいものは酷評します。
むしろネームバリューがあるからこそ、すごく厳しい舌で酷評の準備をしていたくらいです。それでも、この而今。非の打ち所がなかったのです。
否定前提でいる輩を寝返らせる酒です。
追伸。東京事変ライブはその後中止になってしまいました。複雑な気持ち....。□