このたびの個展で、
絵を1枚、ご購入いただきました。
万年筆を使った小さな作品です。
僕のチカラではありません。
画廊のオーナーがファンと僕をつないでくれました。
高く売れたとか安く売れたとか。そういうことには興味はありません。
寝室の枕元に飾ります。と言ってくれたみたいです。もうそれだけでしあわせです。
僕の作品が、どこかのだれかの貴重な睡眠の時間・空間を少しだけ支える役割を持てたのかもしれません。
僕の作品は、スイッチ一つで映像を流して人々を笑わせたり、空気を涼しくしたり暖かくしたりするようなことはできません。
優れた機能と機能の谷間にある、この世になくても誰も気にも留めない、においや空気を作る小さな装置であればいいと思っています。
そんなあってもなくてもいいような小さな役割を僕の絵の中に感じて、求めてくれた人との貴重な出会いを心から嬉しく思います。
発表させていただけること、つながれたことに心から感謝申し上げます。□