画廊に問い合わせた。
キャンセルした作家も数名いるという。
作家には作品の陳列、搬出さえしてもらえれば、画廊としては接客は手伝えるという。
だが約款にあるとおり、開催から6ヶ月以内の個人的な理由によるキャンセルは全額負担ということのようである。
........緊急事態宣言によるキャンセルは、個人的な理由じゃないでしょう。
そう突っ込みたくなる気持ちもありますが。
このいつあけるとも知れないコロナの猛威に、キャンセルをゆるしまくったら画廊としても、経済的にたちゆかなくなってしまうのだろう。
いわゆる演劇やコンサートで次々とキャンセルとなっている事態について、画家にとっても同じようなことがおこっているわけです。
こんな事態だからアーチストも発表を自粛して、会場もとりあえず閉じといたらいい。
無関係な人、無関心な人にとってみたらそんなものなのかもしれないけど、当事者はそんな簡単に割りきれるものではない。
発表の機会がなくなってしまったら、作家も画廊も死んでしまうことと大差ないです。それを今、身に染みて感じています。
ネットで発表したら。
コロナウィルスに関係なく、以前からネットで作品を見せてくれ。という声はいろいろな人からもらっていました。
ただ、どうもネットで作品を出すことには大きな抵抗があります。
本物を見てほしいのですね。
会場に向かう過程や会場での雰囲気や、生の作品の凹凸など。それらが1つになって「鑑賞」なのだと思ってます。
でも、そんなこだわりも、この事態下では例外なのかもしれないな。
ネットによるプロモーション、マーケティングなんてものもこれからは、少しずつ考えていかなくてはならない気がしています。□