年輪

今の自分は、自分なりに
「全力」だったり「主体」だったりするけれど、
何年か時間が経ってから振り返ってみると、
「全力」でも「主体」でもなかったな。と気づく。

自分より長い時間を過ごした先輩を眺めてみてもいい。
自分を追いかけてくる後輩を眺めてみてもいい。
それによって、今の自分の「全力」や「主体」の位置を知ることは大切なことです。

後輩に対して「僕の全力に比べて君は全然足りてない」なんて言ってみても、先輩から見た僕は「僕の全力に比べて君は全然足りてない」と言われるわけですから。

下に押し付けるものでもなく、上に阿るものでもない。
自らの今の位置を知り、謙虚に、静かに、こつこつ全力。なのがいちばん美しい。
それが年輪になっていくと思うのです。□