「前に出る」という言葉をずっと頭の中で繰り返してみる。
どこからか小さな勇気が湧いてくるような気がする。
成功も失敗もない。
前に出ることで何かの結果がでる。それが次の自分をはげますのだ。
ふと「攻撃こそが最大の防御」という言葉が脳裏に浮かんできた。
そうなのだ。
「前に出る」を言い換えればまさに「攻撃こそが最大の防御」ということなのである。
誰かが言っていた言葉だ。誰もが知っている言葉である。
だが、自分は今になってようやくこの言葉が初めて体の中まで沁みとおって、理解に至ったのだと思う。
世の中の多くの問題とされている現象について、たぶん、ほとんどのことは先輩たちの言葉に置き換えられて、答えとして提示されているのだと思う。
答えはすでに目の前にあるのである。
僕らはそれを言葉尻でとらえて理解したつもりになっているけど、実は理解なんてしてはいない。
観念で理解しているだけで、体はちっとも理解してなどいない。
「心配ごとの9割は起こらない」
といわれて、
「そうか。じゃあ明日からしんぱいするのはやめよう」
とはならない。これは心配をしつくした人がその多くの心配の結果、何も心配する必要はなかったと思い至り手に入れた言葉である。結局、すべて体感しないことには言葉は観念でしか入って来ないのである。
僕は今更になってやっと「攻撃こそが最大の防御」であることを身体で理解したのだと思う。
人間というものは、時間がかかるのである。時間をかけて1つ1つを体にしみこませていかなくてはならないのである。□