そして、居酒屋へ!

 

居酒屋へ!

 

ここ数ヵ月、居酒屋どころか外食すらできずにいたが、ようやくの再会だ。

緊急事態宣言が発出する少し前に、行って以来だから、2ヶ月ぶりである。

2ヶ月。改めて文字にしてみたら、たかが2ヶ月である。

2ヶ月間、居酒屋に行かない人はたくさんいるだろう。

そういう人たちからすれば、騒ぐほどのことではないのかもしれない。

だけど、ぼくにとっては、居酒屋にいけないことは、生命の危機にもなりかねない事態だったのである。大げさかもしれないけど、本当なのです。

 

居酒屋は心の銭湯。

 

といったのは誰だったか。

ふだんの業務や雑務、ストレスに追われて、真っ黒に汚染された脳みそを洗いにいくのが居酒屋なのです。

美味い酒と料理をいただきながら、仲間とわっと騒いで、脳みそをおおう煤をはきだし、リフレッシュするのである。

2ヶ月ぶりに行ってみて、よくもまあこれだけ話したいことが溢れ出るものかと思うほど、旅やら、絵やら、コロナやら、つもり積もった話を爆発させました。

その晩、ぐっすり眠れて、翌日も目覚めがよくて、やっぱり居酒屋は心の銭湯だったのだな、と強く強く再確認しました。

汚れきった頭のなかをリフレッシュして、また出発する。その重要性を身をもって知りました。□