・ある展覧会に足を運んだら「満員御礼」で入場ができなかった。
・ある商品の予約を開始すると聞くが、申し込みに行くと「予約終了」だった。
・入場者プレゼントがあると聞いていた映画を観に行くが「特典終了」で何ももらえなかった。
現場に足を踏み入れた瞬間、期待が、既に期待通りに行かない状態になっていることに気づき、「しまった」と肩を落とす。そんなことがよくある。
肩を落とすくらいなら、事前にしっかり対策をしておくべきだ。
展覧会ならば、出かける前に当日の混雑具合をインターネットでチェックすべきだ。
商品の予約ならば、予約開始の瞬間と共に予約に挑むべきだ。
特典が欲しいのであれば、初日に並んででも、もらいに行くべきだ。
だが、そんなことを幾度となく経験をしているというのに、改善される兆しがない。
既に手遅れになっている事実を目の当たりにするまで、そのような可能性すら頭にないのである。
欲しいとは口では言っていても、本気で欲しいというわけではないのかもしれない。
だから、それを本気でほしいと思っている人間との競争に敗れるのである。
自分は最早「そういう人間」なのだと結論をつけてしまうのが早いのかもしれない。
それでも、やはり、メリハリはつける方がいい。
「常に本気で挑み、絶対に手に入れる」
「最初から気にもせず、切り捨てる」
中間の選択肢を無しとしたい。その方が心底、結末に納得ができる。□