今日の映画 「オッペンハイマー」

 

自分が、日本人だからなのかな。

 

すっごく、不愉快でした。

映画でこんなに不愉快な気持ちになったのは、ほぼ初めてかもしれない。

そりゃあすごい知識や理論や学術や技術が結集されたものなのかもしれないが。

原爆実験に、喝采。日本に落として、喝采。って、狂ってる。

これのどこがアカデミー賞なんだ。おしえてくれ。

賞をつけるやつらも歴史をちょっとほじくったとかで安易に流されている場合じゃないぞ。

たとえ戦争というやむを得ない事態であったとしても、人殺しに喝采するなんて、人類としてどう?と思ってしまった。

それが戦争という悲劇なのかもしれないが(それを知るのがアカデミー?)。

 

自分でもまだ整理できてないけど。なんでしょうかね、この憤りは。

風立ちぬ」を観たときは、より優れた飛行機を生み出したい、と、ゼロ戦を開発した主人に素直にすごいと思えたのだけど。原爆作ったことには。美学を感じられない。

3時間のほとんどが、答えのない責任のなすりつけあいの喧嘩が続いていた。

なんだこれはと思います。

不愉快の極みです。

 

決して、クリストファー・ノーランや役者たちが悪いわけではないけど。

彼らは優れた仕事をしたのかもしれないけど。□