けいかほう告2

この秋に出品した「第三回世界堂絵画大賞展」に入選した。


更に、今回も茨木市展同様、協賛社賞を受賞することができた。感謝。


但、出品作品2枚中、1枚は落選した。
自分でもどちらか1枚を落とすなら、こっちが落ちるだろうと感じていたので、やっぱり他人が見てもそういう弱さは見えるのだろうな。と思った。
いづれにせよ、折角落ちたので後で何故落ちたかはきっちり吟味しておくつもりだ。


何はともあれ、これで二連勝ということになる。
が、今の率直な感想としては、入選とか入賞とかを追いかけていたときの想いに比べて、実際に自分がその当事者となってみると、あのとき想っていたほどの華々しさなんてものが全然ないなあ、という感じだ。
受賞した。で、それが一体どうした?という感じ。目標達成したからじゃあ絵やめるか?なんて、そんなことすら到底ありえないし。どうも実感がわかない。
ただの偶然ではなかったのか?そもそも審査が甘かっただけかも...?と、自分への疑いも晴れない。


結局、一時的な入選・入賞を目指すなんてことは目的でもなんでもなかった。
その晴れない自分への疑いを永遠に追い続けることが目的なんだ。
向こうに見える虹の根元まで歩いてみたら、そこにはもう虹はなかった。そしてまた更に向こうに新しい虹が見えている。その繰り返しなんだな。と思う。


それこそが「メチエ」なのかもしれないな、と最近感じている。□