白い日曜日。

目が覚めると外は一面の銀世界であった.....。


この前の初雪は朝のうちですぐやんだけど、今日の雪は相当しつこく降ったようである。


普通ならばこんな日は外出は控えよう。と思うものだが、自分にとってはむしろ絶好の機会だ。とデジカメ片手に取材に出かけた。
東京で雪。しかも時間に余裕のある日曜日に雪。という偶然は滅多にないので、今後いつ役に立つかわからないけど、貴重な資料として撮れるだけ写真を撮っておこうと思っていた。


それにしても雪の日はどうしてあれほど静かなのだろうか。
雪の降る音を「しんしん」と最初に表現した人は偉い。
まさに隅田川公園はしんしんと雪が降っていた。目に入る色は黒と白だけだ。
こんな静寂、孤独感、冷たさのようなものをテーマに1枚描いてみたいと思いながらシャッターを切っていった。


が雷門界隈に行くと雪がむしろ人を呼んでいるのかのような混雑振りである。
雪は寺院仏閣と相性がよい。普段見るより一層美しく見える。それをみんな知っているのでしょう。


そういえば今日は節分だった。
浅草寺では昼から豆撒きがされる予定だったが結局、豆は撒いたのだろうか。
昨年はアニマル浜口が「気合だー」とか叫びながら豆をぶちまけていたが。
雪の中傘さしながら豆撒きってのもしんどかろう。寒いからとっとと帰ってきた。


その他、こんな日にやれることは描くことだけだ。
のでひたすら描いた。
今月末に100号を2枚出品する予定だが、昨年11月から取り掛かって作業は思った以上に順調で、現段階でほぼ2枚とも完成しかけている。
今日で細部の描きこみがほとんど終わったのであとは2枚を並べて調整するくらい。


自分の中のリズムというものがわからないときは本当に無駄なエネルギーを放出しながらの制作となるので、ただひたすらしんどいんだけど、描いているうちに無駄なことを無意識に避けるようになるものです。
まだまだ手戻りはたくさんあるけど、昨年に比べて相当余裕できてきたな。と実感してます。□