東京へ!

帰省するとき、母へ京都の生八つ橋を
買って帰った。
京都といえば生八つ橋。母の大好物だ。
極上のおみやげ.....。のはずだった。
が、以前はあれだけ喜んでくれた母が
それほど喜んでくれない。
見るとすぐそばに生八つ橋が山積みに
なっている。なんだこれは...........!?
尋けば「デパートで売っていたから」。

いつからだろう。
東京という場所は、地方の名産だろうが
なんだろうが、なんでも手に入る場所に
なってしまった。
世界から集まる海外からの爆買外国人を
ターゲットに最早、地方名産などとは
言ってはいられないのだろう。
とにかく東京へ!東京へ!東京へ!
売り手は地方ならでは。なんて情緒を
投げ捨てて商業性第一主義へ突っ走って
いってしまった。
日本全国駅弁祭り。駅弁は旅をして、
旅先でこそ楽しみに味わうものなのでは
ないか?
今や東京であれば北から南、
ありとあらゆる駅弁が手に入ってしまう。
これがOMOTENASHIの正体。なのか?
なんだかおかしくないか。

久々に訪れた名古屋で手羽先唐揚げを
いただきながら。
これは東京では食べられないな。等と
嬉しく思いながらおいしくいただいた。
やっぱり旅はこうでなくては。...ね?
(旅じゃないヨ、出張だヨ!)□