文化と歴史

国宝への興味があふれ出している。

2017年の自分の大きな変化の1つであろうと思う。

国宝が作られた時代の日本はどんな国だったのか?

どういう人間が生きていてどんな社会であったか?

連鎖的にそんな興味もわいてきて、

今改めて日本の歴史を勉強し直しているのだが。

ほんとうに唯々「権力争奪の繰り返し」なのですね、歴史って。

一番になるために邪魔な存在を抹消し、

落ち着いたと思ったら自分が他の存在から抹消される。延々をそれを繰り返している。

そして現代を生きる自分もまた、現代の争いの中に生きている。

誰かよりも優れた存在になる。というのが生きる者にプログラムされた永遠の宿命なのだろうか。

そしてその軋轢のはざまの中で、時代の芸術家たちがひねり出した名品が今、

国宝として我々の前に残っている。

国宝を見つめ、歴史を想い、

自分の歴史の中での役割、自分は歴史に何を残せるかに思いを馳せるのである。□

 

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