絶滅日和

今朝の出来事。俺、朝から色気づいているな。と思った。


満員電車で乗り合わせた女子高校生がなんだかかわいかった。


食堂でちらりと目に入る女性がなんだか美しかった。


そういう人が今日は多かった気がする。


とそこまで考えて、違うな。と思い至る。


彼女らは別に今日だけ偶然いたのではない。


「いつもいた」のである。


ただ単に今日に限って自分の目がそういう人を積極的に探していただけなのだろう。


つまるところ、自分は今、ちょっとした「生命の危機」。なのだろう。


連日続く忙殺に、体が悲鳴をあげている。


23時の帰宅に深夜3時までの制作。GW明けからそんな悶え苦しむ日々が続いている。


からだもこころも正直だ。この緊急事態を自分の中にある「種の保存プログラム」が敏感に察知し、絶滅する前に種を残せ。と信号を出してきた。


やたらと女性に目が向いてしまったのも、そういうからくりなのだと思う。


やばいね。このまま今が続けば俺という種族は「絶滅」だ。


でも止まれない。止まっている場合ではない。□