もーやんの怪談2021 その1

 

毎日暑いですね。

ということで、もーやんの怪談です。

別に霊感が強いわけでもないし、稲川淳二の話とか、誰かから聞いた怪異や、本で読んだ話やらを自分で起こしなおしているだけです。

 

今日は妻の話をいくつか。

 

〇 妻の実家には、ざしきわらしがいたようだ。

妻が2階の自室にいたとき、車が庭で停車し、玄関の扉が開く音がした。買い物袋のがさがさという音がを立てながら誰かが歩いて台所の扉が開く音が聞こえたという。

買い物に行った母が戻ったのだろうと思ったが、1階に降りてみると誰もいないという。そういうことがとても頻繁におこっていたようだ。

〇 妻は、次女の姉と二人でいるときに、高確率で怪異に遭遇してきたという。

ある日、母が台所に向かって調理をしているとき、突然長女の姉が「ああ、目が見えない、見えない!」と悶え、叫びだしたという。
見ると、長女の白目が真っ黒になり、目が黒いビー玉のようになっていたという。
やがて、長女の目は元に戻ったようだが、その様を母は全く見てはいなかったようだ。

 

また別の日には、母の運転する車で、妻と、次女の姉、3人で出かけていたとき、車窓から空をなんとなく眺めていたら、上空をまさに映画「スーパーマン」に出てくるような青いシャツに赤いパンツの男が、東から西に向けてまっすぐ飛んでいたという。

「あれなんだろう」次女に声をかけると、姉も「うわ、なんだろうあれ」と二人で不思議に思ってずっと見ていたという。二人で同じものを見たので間違いがないと語る。あれは絶対に人だったというのだ。

だがそれもまた母は全く見てもいなかったという。□